妊娠8ヶ月 もう少しだけお腹にいてね

現在切迫早産の疑いで入院治療中。

運命の3日間③

大部屋は4人部屋で、私は奥の窓側のベッドに通された。

窓を10cmだけ開けると(それ以上はあかないようになっている)外のひんやりした風が入ってくる。気持ちいい。

 

銀杏の木がまっ黄色に色づいていて、犬の散歩をしている人やランニングしている人が見える。

その手前には救急車の搬送入口がある。きっと私もあそこから運ばれてきたんだな。

大病院だからなのか、コロナが増えているからなのか、夜中も救急車が絶えず入ってくる。

サイレンの音が近づく度に窓から救急車を探して、エールを送った。がんばれー!

 

 

病棟の消灯時間は21:30

そんなに早く寝たことないし、そもそも1日中横になっているから、なかなか寝付けない。

布団に入ると、身体が火照ってそのうち汗がしたたり落ちてきた。看護師さんが持ってきてくれたアイスノンを握りしめて、無理矢理眠った。

うとうとしかけた頃、点滴のアラームが鳴る。トイレにも2時間ごとに起きる。

 

夜明けが待ち遠しい長い長い夜だった。